産業用太陽光発電のメリットとしてCSR活動の一貫でPR効果や防災対策、環境問題対策のほか、税制優遇や経済的効果についてもあげられてきました。
その中でこれまであまり着目されなかった「収益性」が、電力の全量買取制度のスタートにより、余ったスペースを活用しながら発電しその電力を売ることで安定した収益を得ることができる、という点で注目されているのです。
そこで基本にかえって、初期費用(イニシャルコスト)と保守・管理費用(ランニングコスト)について説明をしていきます。
より収益性を高めるためのチェックポイント
①初期費用を抑える=高品質のシステム機器構成を選ぶ
モジュールの選定
- 発電効率の高いものを選定することが設置面積を抑え、架台設置(基礎工事含む)費用の抑制にもつながります。
パワコンの選定
- モジュールとの相性・立ち上がりスピード・冷却システムなど変換効率以外にもさまざまな条件を考慮することが必要になります。
架台の選定
- 屋上設置・地上設置とも従来のコンクリート基礎型よりも工期短縮が可能なさまざまな工法が生まれてきており、架台設置費用が初期投資に大きな影響を与えるようになってきました。複数案の比較が非常に重要になります。というように多様な選択肢の中から選定を行っていく上で、導入実績が豊富で各社機器 に関して精通しているエキスパートからの情報を上手に活用することが大切です。
②保守・管理費用を重要視すること
売電で安定した収入を得るために必要なことは、導入した後にかかる保守・管理費用への再認識です。
確実な売電を行うために、安定した運転がおこなわれるべきで、いかに機会ロス・発電ロス等を減らせるか、ということが重要です。
つまり、導入をご検討いただく際の見積もり段階で、
- 運転開始後の保守体制に対する提案を受けること。
- いかなる機器の構成に対してもメンテナンスが可能な第三者保守サービス会社であるかを確認する。
- 管理されたシステムでモニタリングしながら、機器の異常や不具合を早期に発見、原因究明、そしてそれらを正常に戻すという保守体制ができるノウハウと技術があるか。
ということが求められるのです。
初期費用、保守管理費用をベースに売電にかかわる収支のシミュレーションを比較し、導入する会社を選択することが安定した理想の収益を上げる重要なポイントとなるということを踏まえて、そーらいとナビに登録されている実績のある会社へご相談されることをおすすめします。